読み切り

手紙

「せんせえ、さよおなら!」  廊下越しに、まだ舌足らずな挨拶が聞こえてくる。その声に続いて、私の大好きな穏やかな声が聞こえてくる。 「はい、さようなら。また明日ね」  私の目の前を、私の胸ぐらいの背の高さの男の子が駆け抜続きを読む